ぽけの入院日記【9日目】

今日も7時に起床。

今日は月曜日なので回診がある。

朝食を済ませると9時頃に回診が来た。

最近の症状を伝えると先生同士がよく分からない話をしだした。専門用語が多く理解はできなかった。

回診が終わると隣の患者が手術に向かった。

なにやら交通事故に巻き込まれ足をケガしている感じだ。全身麻酔の手術が必要なくらいなので大怪我なのだろう。

隣の患者が手術に行くことで色々考えてしまう。明日は我が身だと思いとてもナイーブになった。自分の運命の手術の日は明後日だ。

手術のことでナイーブになってしまったので寝る。現実逃避には寝るが1番だ。せめて夢はハッピーなものであってくれ。

 

騒音で目が覚めた。

すぐ隣から聞こえる。

隣の患者が手術から帰ってきた。

数人の看護師がバタバタと忙しなくしている。

隣の患者は20歳くらいの若くて元気の良いひとだったが流石に術後は別人のように弱っている。手術したところがとにかく痛いそう、、。とても辛そうだ、、、。

聞こえてくる話を聞くに全身麻酔後に尿道カテーテルを入れようとしたら血尿が出て断念したらしい。そういう場合は尿器で採取するそうだが、それが可能なら自分もそれが良い、、、。なんとしても尿道カテーテルは避けたい。

朝9時頃からの手術で12時半に戻ってきたので大体3時間半ぐらいの手術だったそうだ。

倍近くの時間がかかる自分の手術にますます恐怖感が募る。。。

ちなみにYouTube全身麻酔に落ちる瞬間の人の様子を見たことがあるのだが、見てもらうと分かるように本当に死んだかのような表情になる。あの瞬間を見てしまうと余計に全身麻酔が怖く感じる。けど麻酔なしではもっと恐怖に耐えられない。

 

今日は2時から造影MRIとレントゲンがあるためお昼は絶食。食べられない。

10分前になると看護師さんがやってきて点滴の針を打たれた。入院してると採血と点滴は嫌というほど繰り返すのでもう慣れた。

一階の放射線部に移動し受付を済ませ順番を待つ。まずは造影剤MRIをする。狭いドーナツ型のような機械に入るアレである。

点滴から造影剤というものを流しMRIを撮る。あの狭い空間で40分ほどジッとしないといけない。自分はジッとすることも閉所恐怖症も大丈夫な方だが苦手な人は苦痛だろう。

MRIを終えるとレントゲンに向かう。15分ほど待ってようやく部屋に呼ばれる。

正面から撮ったり横向いて撮ったりのけぞって撮ったりいろんな角度で撮ったのでレントゲンなのにそこそこ時間がかかった。

レントゲンも終えると病室へ戻る。後は夕食のあと家族と手術の説明を受ける。

6時になり夕食の時間になる。今日は酢豚だ。豪華。パパっと食べると嫁さんが病院に着いたらしい。家から病院までかなり遠いので流石に申し訳なさを感じる。談話室で待ち合わせると久しぶりに嫁さんと子どもに会えた。10日ほど見てないだけでちょっと顔つきが違ってるように見える。成長スピード凄まじい。そして嫁ちゃん今日もキレイだなぁ。可愛いのでヨシ!

 

手術の説明をまとめると

①背骨を削り中にある脊髄を更に開き脊髄内にある腫瘍を摘出する

②脊髄は神経が多く通っており手足の痺れなどの後遺症が残る危険がかなり高いらしい

③8時半から手術をするが早くて夕方、長ければ夜の9時とかまでかかるらしい

尿道カテーテルは絶対に避けられない運命

⑤摘出した腫瘍を悪性か良性かの検査にかける

(万が一悪性だった場合、つまりガン細胞だった場合、追加で治療がつづく。まぁ進行スピード的におそらく良性らしい)

⑥10万人に数人ほどの珍しい病気らしい。ヤッタネ(去年柏木由紀が全く同じ理由の髄内腫瘍で脊髄空洞症になっていた。本人のYouTubeに動画載っているのでそちらも興味あれば見てみて)

 

主にこんなところ。怖すぎる。

 

病室に帰る。

色々と考えてしまい憂鬱になるのでとりあえず今日はここまでにしておく。

みんな、健康が1番。マジで。