ぽけの入院日記【5日目】

今日はぐっすりと眠れた。

昨日検査やらなんやらで疲れていたから夜中に目覚めることもなかった。

7時に検温しに看護師さんがやってきた。

昨日の熱はもう引いた様子。

ついでに点滴も外された。スッキリ。

 

今日の朝食はサラダとパン。

相変わらず質素だがデザートにマンゴーがあった。美味しい。スシローを思い出す。

パパッと朝食を済ませると昨日の検査の担当医がやってきた。鼠蹊部のテーピングを外してくれるらしい。再びMiiファイターが露わになるがもう数え切れないほど見られているので気にはしない。

テーピングを外し終え、傷口の確認をし去っていった。ありがとうございました。

 

今日は予定がないのでひたすら暇だ。

とりあえず寝る。

 

少し寝たら突然CTを取ることになった。

何故か車椅子で運ばれる。動けるんだけどなぁ。

MRIに似たドーナツ型の機械に入るが、MRIと違い一瞬で検査が終わる。楽だ。

車椅子で再度病室まで戻りまた待機。

 

しばらく予定は無いので談話室へ行く。

幸いにも嫁さんは育休中なので平日でも電話が繋がる。昨日の検査の話をしたり、子供の様子を聞いたり保険の話をしたりする。

余談だが、自分の病気は神経が通る脊髄内に腫瘍ができており、それが原因で脊髄空洞症を引き起こしているそう。調べてみると髄内の腫瘍摘出は手術難易度も高いらしい。大丈夫かな。

手術も8時間くらい掛かる長期戦のようだ。

全身麻酔なので体感は一瞬だろうが)

 

そんなこんなしていると看護師さんがやってきた。話を聞くに何やら術後はコルセットを着用しないといけないらしく、そのコルセットは自分専用のものになるから型を取らないといけないらしい。

また車椅子で運ばれ、ギプス室とやらに到着。

中には整形器具職人のような人がいた。

指示に従いとりあえず直立させられる。

すると腰から胸までラップを巻かれ、更に濡れた粘土のような包帯のようなものをペタペタと巻かれていく。これが乾くと固まり型が取れるらしい。嫁さんのコスプレ小道具作りを思い出す。

しかもコルセット代金は入院費とは別でかかるそうで三万オーバーとかなりお高め。。。

ただ後から7割は健康保険から返ってくるらしい。不幸中の幸い。

嫁さんにコルセットのお金を持ってきてもらうついでに3dsも頼む。これを機に止まっていた逆転裁判を進めていこう。嫁様感謝。

元々嫁さんが大好きなゲームで嫁さんに勧められて大ハマりした。まだシリーズ4の途中なので知識は浅いがとにかくストーリーが面白い。タイトルは知ってる、、けどイマイチ惹かれない、、って人多いと思う(自分がそうだった)けど感動必至なので騙されたと思ってシリーズ3までやってみて欲しい。何でもしますので。

 

12時になりお昼の時間に。

今日のご飯はなんじゃろなぁ〜

 

、、なんとエビピラフ!素晴らしい。今日は当たりの日だ。おまけにヨーグルトまでついている。

一瞬で平らげる。ツラい入院生活における食事の時間は、まさに砂漠の中のオアシスのごとく心が生き返る。

 

そうだ!今日は木曜だからお風呂の予約を取っておこう!と思い詰所へ。

しかし昼の時点で全て埋まっていた。早すぎる。

最短でも明日の夜の8時あたりまで入れない。不便だ。

そうこうしていると優しい嫁さんが荷物を届けてくれた。3dsに大量のソフト、お菓子、ジュースまである。嬉しい。

 

逆転裁判4を久しぶりに起動する。

しばらくこれを楽しんで暇をつぶそう。

 

しばらくやっているとカーテン越しで隣のベッドから声が聞こえる。聞き耳を立てていると手術前の全身麻酔の説明をされているようだ。

やはり10秒数えるまでに意識を保っている人は少ないそうだ。自分は何秒いけるんだろう。少し楽しみでもある。

でも筋肉が弛緩して自分で呼吸出来なくなったりするってよくよく考えたらめちゃくちゃ怖いよな、、と思いながら横で聞いていた。

 

4時半になると嫁さんが上の子のお迎えから家に帰ってくる時間だ。1人で家事育児をこなしてくれている嫁さんと我が子と電話できる数少ない時間である。2歳の上の子は乗り物がマイブームなようで、消防車や工事車両を見かけるたびに目を輝かせて興奮している。なんと可愛いことか、、尊い

 

6時になり夕食の時間になる、今日のおかずはコロッケ(一個)。味は美味しいが量が少なすぎる。。。腹が膨れないので嫁さんの差し入れのチータラを食べる。美味い。

 

夕食のあと談話室へ行き再び嫁さんと電話する。身の回りのニュースからたわいの無いことを色々話す。やはり夫婦は仲が良いのが1番である。

 

今日は何もなさそうなのであとはひたすら嫁さんから差し入れしていただいた逆転裁判を進める。明日も暇なので徹夜でもしよう。おやすみなさい。

 

P.S

トイレのたびに感じる、たてがみを失ったおちんちんを見てなんとも言えぬ喪失感。毛の無いちんこは飛べない豚である。(名言)