ぽけの入院日記【18日目】

いつも通り四肢のピクつきでなかなか寝付けなかったが、幸いにも夜中に目が覚めることはなかった。

朝食が運ばれ、食べる為になんとか体を起こす。ただでさえ質素な病院食だが朝ごはんとなると一段と質素である。もはや精進料理より質素である。マジの話。しばらく入院しているとラーメンや焼肉などが異常に恋しくなる。カップ麺ですらご馳走に見えてくる。

朝飯を食べるとTwitterを開いた。入院してからTwitterを何回開いただろうか。定期的に流れてくる飯テロに何度もやられる。

そうこうしていると整形外科の若い先生がやってきて昨日の肌荒れを診てくれた。若い医者ってすごいカッコいいよね。先生は院内の皮膚科に予約を取ってくれた。

しばらくすると皮膚科に呼ばれた。まあ歩けるので車椅子は断って自分の足で行った。リハビリ大丈夫。

皮膚科に着くとすぐに呼ばれた。コルセットを外し上半身を見せる。結果としては処方している痛み止めなどの薬によるアレルギー反応が疑わしいらしくまた別日に受診することになった。進展なし、、。

病室へ戻るとリハビリの時間になった。

理学療法士の方とまた院内を歩く。今日から階段の登り下りをするらしい。軽く院内を往復したあと階段へ向かう。数回登り下りしたところもうほぼリハビリは問題無いらしい。あとはちょくちょくスピードを測るだけらしい。ヤッタネ。まぁ元々下半身は手術とは関係ないのでそれはそうなのだが。

昼飯はカレーライスだった。安直にこういうのが美味いと感じる。カレーは正義である。

午後はレントゲンを撮る予定があるらしくゲームをしながら待っていた。しかし待てど暮らせど声がかからない為、看護師さんに聞いてみるとなにやら自分の好きなタイミングで行ってくれて構わないとのこと。もうすぐ定時だったので急いで放射線部へ向かった。

レントゲンなのでコルセットを外す必要があるのだがやっぱり外すと怖い。常に締め付けられているのに解放されると体が歪むような感覚に陥る。幸いにもレントゲンなのですぐに終わった。明日はMRIを撮るらしい。

病室へ戻ると嫁さんから電話がかかってきた。どうやら上の子が幼稚園で転んで肩を痛めたらしい。肩に触れるたびに泣き出すそうだ。まだ2歳なのにむごい、、。しばらく夜泣きも増えるかもしれない、、。嫁さんの負担も計り知れない。

電話を終えると夕食の時間だった。

トレー回収の時間が迫るので急ぎめに食べる。おかずの一つは茄子だった。茄子は昔から嫌いだ。

夕食を終えたあとはいつもの薬を飲む。今日は内服薬に加えて肌荒れの薬も追加で処方された。

あとは経過観察ののちに傷口の抜糸をし退院して自宅療養になりそうだ。早く帰りたい。